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はんだ不良を防止するなら

環境への負荷を軽減するため、現在ではほとんどのはんだは鉛フリーに移行しています。ところがはんだを鉛フリーにした結果、正常にはんだ付けができず不良となってしまう場合があります。
ここでは非接触温度計やサーモグラフィを利用して、はんだ不良を防止する方法をご紹介します。

はんだ不良が増加している要因

前述のとおり、ほとんどのはんだは鉛フリーに移行していますが、鉛フリーのはんだは融点が高いので、はんだごてやホットエアー等の機器のパワーが低いとはんだ不良となってしまう場合があります。
このはんだ不良を避けるために、はんだごてやホットエアーの設定温度を高くしたり熱を加える時間を長くしたりしてしまうと、熱に弱い部品に影響がでてしまったり基板が反ってしまったりする「2次不良」を引き起こしてしまうことがあります。

2次不良を防ぐには母材プリヒートが重要です !

母材プリヒートの温度を
非接触温度計やサーモグラフィで管理しましょう

母材(基板等)の大きさ、部品の数量やレイアウトなどにより、最適な加熱温度は異なります。
そこで非接触温度計やサーモグラフィを使用して、母材が適切な温度にプリヒートされているかどうかを管理すれば「はんだ不良」を防止でき、また「2次不良」の発生も抑制できます。
※母材プリヒートとは
鉛フリーのはんだ温度は約219℃ですが、母材(基板等)に一気に200℃以上の温度を加えてはんだ付けしようとすると部品破損等の不良の原因になってしまいます。
母材プリヒートとは、あらかじめ150~180℃くらいに部品や基板を温めておくことにより部品や基板との温度差を少なくして、200℃以上での加熱時間を短くするための予備加熱のことです。

非接触温度計/サーモグラフィと熱電対の違い

母材の温度を測定するには、「非接触温度計/サーモグラフィ」以外にも「熱電対」を使用して測定することも可能ですが、「非接触温度計/サーモグラフィ」には下記のようなメリットがあるのでお奨めです。
<非接触温度計/サーモグラフィのメリット>

●移動しながらの測定
測定対象物を停止させずに、移動中に測定することが可能です。

●傷・破損の予防
非接触測定なので、測定対象物に傷をつけてしまったり破損させてしまったりすることがありません。

●離れたところから測定
熱源から距離を離して設置すれば、高温環境の影響を受けずに測定できます。

●高速応答
一瞬で測定終了。熱伝導の悪い材質でもお使いいただけます。

さらにサーモグラフィなら・・・

●多点計測
測定エリアを複数個所設定することが可能(オプション使用で最大9個所まで)。
それぞれで温度測定を行うことで、ワークの温度分布を1台でモニタリングできます。

●測定エリアごとに「最高温度」、「最低温度」、「平均温度」の測定が可能です。


  • 測定対象が基板の場合のおすすめ機種
    非接触温度計CSシリーズ
  • 超小型ヘッドM12×30mmを実現したCSシリーズ。世界最小クラスのヘッドは取付スペースを選ばずに設置することが可能です。
    また耐熱型の”-HT”モデルは、周囲温度+180℃までの耐熱仕様。高温環境下でも冷却装置なしでご使用いただけます。
  • 汎用型非接触温度計・装置組込用
  • CSシリーズ
  • 測定対象が金属ワークの場合のおすすめ機種
    非接触温度計GTL-3Mシリーズ
  • GTL-3Mシリーズは2.3μmの測定波長帯により汎用型が苦手な金属、非鉄金属やセラミック等の複合材料の安定測定を実現しました。
    ツインレーザマーカを装備しているので、測定個所が視認でき、また測定視野の大きさも一目瞭然です。

    またレーザーマーカなしの「GT-3Mシリーズ」もラインアップ。ローコストで導入いただけます。
  • 低温金属測定用非接触温度計
  • GTL-3Mシリーズ
  • 面で測る! 温度分布の解析に!
    非接触エリア温度計Xi80
  • Xi80シリーズは、点ではなく「面」での温度測定ができる非接触エリア温度計です。80×80の解像度で温度分布の認識が可能です。
    また専用ソフト(日本語)での設定後はPCなしで運用でき、シンプルな機器構成を実現しています。
  • 非接触エリア温度計
  • Xi80シリーズ

さらに詳しく知りたい方

デモ機でテストしたい方




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